=「野外観察会」の報告=

1.日時=平成17年8月28日(日) 午前10時から12時
2.集合場所=奈良上自治会館
3.参加人員=約50名:ゲスト玉川大学鳥班の学生さん達
4.講師=新島惠子先生(玉川大学農学部応用動物昆虫科学領域)、助手万年さん
5.司会・進行=山田美那子さん
6.天候=晴れ
7.フィールド=はらっぱ広場

◎山田さん講師紹介と会長の挨拶のあと、新島先生はパワーポイントを活用した次のような説明がありました。

講義する新島先生

◎新島先生
種類数:
「昆虫は90万から150万種類あります。新しい種類がドンドンみつかっています。ちなみに、
動物全体では200万から250万種類です」
発生年代:
「昆虫が地球に現れたのは約3億年前です。古生代デボン紀、といわれている時代です。人類が
現れたのは50万から100万年前です。
人間が昆虫の世界に入っていたわけです」
特徴:「では、昆虫の特徴は何でしょうか?」
「昆虫の体は、頭と胸、腹からなっています。足(手?)が6本あり、節になっています。それに、
長いアンテナ、4枚の羽があります。それに目が複眼になっています。」
「昆虫はあまり大きくありませんので、たくさん食べなくて済みます」
「しかし、敵に捕まりやすいのがリスクですので、見つかりにくいように、カムフラージュします。
(例:ハナカマキリ)」
テントウムシ:

「日本には150種類のテントウムシがいます。ナナホシテントウは6ミリありますが、大きいカメ
ノコテントウは1センチあります。
四国地方に多いのですが、山田さんから、この里山でカメノコテントウがいたとのレポートを頂き、
驚きました。」
「テントウムシの模様は赤地に黒でハデです。なぜ、目立つようにしているのでしょう?
テントウムシは食べられると黄色い苦い汁を出します。
鳥は一度食べてまずいと二度と食べません。鳥のその習性に訴えているのです。
赤黒の目立つ虫はまずい!と鳥が気付いてくれれば、次はやられなくて済むからです」
「それでは、表に出て、虫がどのようにして草や土に化けているか、調べてみましょう」

---フィール:はらっぱ広場----

◎コバネイナゴがたくさんいました。

クサキリ・・・緑色と茶色の2種類がいましたベニシジミ、キアゲハがいました。

新島先生「皆さん、今日はたくさんの昆虫を捕まえましたね。
どういう名前か、図鑑と見比べて調べてみましょう。

少し難しいけど、楽しいですよ」

以上で散会。