秋の里山 (2008年)
あかあかと日はつれなくも秋の風 − 芭蕉
江戸時代にキクイモ(キク科)はあったのかな
ゲンノショウコ(フウロソウ科)は下痢止めとしてたちどころに効くそうですが、花は可憐です。
コシオガマ(ゴマノハグサ科)は生育しているところが限られているようですが、里山公園の半日陰にひっそりと咲いていました。
アキノキリンソウ(キク科)は昔はどこにでもあったけれど、里山の減少とともに
減ってきたそうです。島や山などの孤立した環境では変種が多いそうです。
シャクチリソバ(タデ科)はヒマラヤ原産で、薬草として中国から持ってきたものが
野生化したのだそうです。実はそば殻の形をしているので、そば粉だって
とれそうですが、うまくないのかな。
ガマズミ(スイカズラ科)が実りました。甘酸っぱくて果実酒に使われます。
ヌルデ(ウルシ科)ってこんなおかしな実がなるのかなと思ったら、虫こぶでした。
中は中空で虫のすみかになっています。
またまたケッタイなもの発見! スッポンタケ(スッポンタケ科)です。
たまごの状態では臭くないのですが、細長く成長すると
腐乱臭を発してハエを引き寄せるそうです。
センニンソウ(キンポウゲ科)の種のひげがのびて、雲を呼んで飛ぶ準備ができました。
もうすぐ冬です。