=「春の野鳥観察会」の報告=


1.日時=平成25年5月18日(土)午前8時から11時30分頃
2.集合場所=奈良上自治会館前
3.参加者数=約20名
4.講師=仲俣申喜男先生(現代音楽作曲家・日本野鳥の会)
5.天候=晴
6.気温=22度
7.主な観察地点=はらっぱ広場、土橋谷戸(田んぼ)、本山池、玉川大学体育館下、里山公園

----------------各ポイントで観察された鳥類---------------

◎はらっぱ広場

ムクドリ、ツバメ、カラスがいますね。ウグイスも鳴いています。
ムクドリは飛ぶときに腰のあたりの白い羽が見えるので見分けやすいです。


この時期、すでにカッコウが来ています。カッコウはこの付近にしばらく滞在してから移ってゆきます。
ホトトギスは今頃きて、夏中ずっといます。今年は5月13日に来ました。

鉄塔にカラスの巣が見えます。脇にカラスがとまっています。


◎本山池の入口

コジュケイが大声で鳴いています。ウグイスも鳴いています。
が、今日は水鳥はお休みのようです。

◎土橋谷戸(田んぼ)

アッ、カワセミ! カワセミが飛んでゆきましたよ。

◎体育館下

体育館の屋根にいたチョウゲンボウは飛び立ち、鳴きながら空を舞っています。

◎里山公園

上空をカルガモが2羽飛んでゆきました。
クワの実がたくさんなっています。熟して黒くなると食べられます。

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◎ 奈良上自治会館に戻り、仲俣先生のお話をうかがうとともに、参加した皆さまと活発な質疑応答が行われました。

:今日、確認した鳥:
ムクドリ、ツバメ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、ハシボソガラス、メジロ、カワラヒワ、シジュウカラ、カワセミ、エナガ、チョウゲンボウ、コゲラ、キジバト、カルガモ、ハクセキレイ、スズメ、オナガの18種。外来種のガビチョウ、ドバト、コジュケイを加えれば21種類です。

: 仲俣先生:
 私の家の近くでフクロウの声を聞きます。カッコウの声を聞いた方もいるようですね。
 また、ヤマガラが巣作りをします。ヤマガラはエゴの実を食べます。外の固い殻を突いて割り、その中の殻をまた割ると、やっとおいしそうな実が現れます。
 最近はカラスがビニールの紐も巣作りに使います。メジロの巣にもビニール紐が使われます。
 カモ類は換羽期に風切り羽が一度に抜けて飛べなくなるので、そのときは目立たないよう、地味な色をしています。
町にも木の実が多くなりました。

などなど、中俣先生の面白くてためになるお話しが続きました。最後に、先生お手書きの楽譜付き資料を添付します。お楽しみ下さい。

ところで、春とは名ばかり、季節はすでに初夏。鳴き声はすれど、鳥はしげれる青葉の中にかくれてしまいます。来年は4月に観察会を行いましょう。

以上