=「初夏のバードウオッチング」の報告=


1.日時=平成20年5月17日(土)午前8時から11時頃
2.集合場所=奈良上自治会館
3.参加人員=約15名
4.講師=仲俣申喜男先生(音楽家・日本野鳥の会)
5.天候=晴れ
6.フィールド=はらっぱ広場、土橋谷戸(たんぼ)、本山池、東山尾根道、玉川大学体育館

◎今回は、探鳥の時間を少しでも確保するため、自治会館でのレクチャーはなく、仲俣先生が
作成されたレジュメ「探鳥の手引き」(本サイトの一番下参照)を渡され、すぐフィールドに出ました。

仲俣先生「鳥の声はすれど姿は見えず、です。よく耳を澄ましましょう。鳥の鳴き声の音質、
に心がけて探鳥を行いましょう」

----------------フィールドメモ---------------
◎はらっぱ広場周辺
中俣先生「ツバメが飛んでいます。田んぼの泥を食べています。キビィ、キビィと鳴いています。
土喰って、虫喰って、渋ーい、と鳴いていると言いますね。そう、聞こえますか?」
小森谷先生「鉄塔の上から三段目にカラスの巣が見えますね」(写真参照)
Q:なぜ、カラスが巣を作っているのが解ったのですか?
A:それは、カラスが鉄塔に出たり入ったりしているからです。
仲俣先生「今時分は、いろいろな鳥が巣を作っている時です。カラスはどこにでも巣を作ります。
他の鳥はカラスが怖いので、人間の家のそばに巣を作ります。鳥は安全な場所に
丹念に枝を選んで、きれいに巣作りをしています。ウグイスは笹藪の中に巣を
作ります。先日、庭の植木の剪定をしていたら、鳥がやたらにピィー、ピィー
鳴いていました。変だと思ってよく見たら、庭木に鳥の巣がありました。
そうとは知らずに剪定をしていたのです。鳥は、一度巣が見つかると、
巣を放棄しますね」

Q:雨戸に巣を作られていて、中に青い卵があったのですが、何の卵でしょうか?
A:ムクドリかシジュウカラでしょう。
Q:ホトトギスの鳴き声が三日前から聞こえるのですが。夜にも鳴いています。
A:5年程前まではこの辺を通過するだけだったのですが、いつでもいるようになりました。
ホトトギスはウグイスの巣に卵を産み付けますから、ウグイスのいるところにはホトトギス
はいます。玉川大学のキャンパスでは二つがい確認されています。8月頃まで鳴き声が
聞こえますよ。
Q:あのカラスは何というカラスですか?
A:ハシブトガラスといいます。英名は「ジャングルクロー」です。元々は森にいた
カラスですね。
Q:いま、「ピョー、ピョー」と甲高い鳴き声が聞こえましたが、あれはコジュケイですか?
A:「探鳥の手引き」にもあるように、あれはアオゲラです。いま、別に「ピーヤ、ピーヤ」
と鳴き声が聞こえましたね。あれが、コジュケイです。紛らわしいですね。それと
今日は聞こえませんが「ギョシ、ギョシ」との鳴き声が聞こえたらそれはオオヨシキリです。
オオヨシキリは毎年この芦の原にきます。「ギョシ、ギョシ」と鳴くので、俳句では
「行行子」(ぎょうぎょうし)といって夏の季語になっています。
Q:コジュケイは飛びますか?
A:飛びますよ。
Q:なんか大きな鳥が空を舞っていますが・・・?
A:あれは、大きな鳥ですね。オオタカかハイタカでしょうか。どなたか写真を撮ってください。
(写真参照:ツミのようです)


◎土橋谷戸(たんぼ周辺)・・・セグロセキレイ、カルガモ、キジバト、ムクドリ(写真参照)、
アオサギ(写真参照)、チョウゲンボウ(写真参照)が確認されました。


◎ 本山池
仲俣先生「いま、池の向こうの畔(写真参照)にキィー、キィーという鳴き声がしました。
カワセミの声です。一瞬ですがカワセミが姿を見せましたね」
仲俣先生「ティティテ、と鳴き声がしますね。これはシジュウカラです。チィチィチィと
鳴いているのはメジロです。これは、仲間とコミュニケーションを取っているのです。
ひとりでは鳴きません。ピーチョビチョビと鳴いているのはヒヨドリです。
ひとり、静かに鳴いていますね」

◎ 東山尾根道・・・ガビチョウとチョウゲンボウが確認されました。
中俣先生「玉川大学の体育館ではチョウゲンボウが営巣しています。
ちょっと行ってみてきましょう」

◎ 玉川大学体育館前・・・チョウゲンボウが羽を繕っていました(写真参照)。
梁にはカラスの巣がありました。地面にはカワラヒワやスズメの羽がありました。
チョウゲンボウの食痕のようです(写真参照)。

奈良上自治会館に戻り散会しました。以上